朝起きたらチョウが飛んでいた。気づいた家族が騒ぐので目が覚めた。居間にいくと、アゲハチョウが二羽ひらひらと飛んでカーテンにとまった。羽根の動かし方を確かめながら、外を見ていた。窓をあけて外に出してやると、ベランダで少し休憩して遠くへ飛んでいった。
部屋の隅にあったサナギは黒ずんで乾燥していてホコリをかぶっていたので、もう命が尽きたと思っていた。そこからくっきりと色鮮やかな羽根のチョウが、少し小ぶりではあるが、飛びたっていくのを見て驚いた。
ちょうど、しばらく制作を休んでいたフリーペーパーのポンコツ新聞を2号刷り終えて、お店に設置をお願いし始めたところだったので、吉兆のようで気分がよかった。春がくると、またうちのベランダにアゲハチョウが次々にタマゴを産みにくる。それが幼虫になって、サナギになって、羽化して飛んでいく。同じようにネタを仕込んで、刷って、配りたいな!