ポンコツ新聞のネタ「あかるいしにかた」電子書籍を発行して2週間ほど経った。ひさしぶりで、かつ、いつもと違って紙に刷らなかった新聞製作をふりかえっておく。

 

Amazonのkindle書籍、kindleインディーズ(無料で読める)の両方を発行した。月末のAmazonからのレポートによると、ほんの少しロイヤリティが振り込まれるそうだ。これが本業の月収だったら確実に空腹で死んでしまう金額。それも「あかるいしにかた」のひとつかもしれない。

 

発行した後、x、instagram、bskyに宣伝めいた投稿も10日ほどした。フォロワーは少ないしセンシティブ判定にひっかかるだろう内容だから、と予想はついていたが、やはり投稿は目に触れるものではなかった。


ハッシュタグもつけていたが、あまり効果はない。これは選んだハッシュタグが合わなかったのかも知れない。同ハッシュタグで検索しても、自分の見たいものや、趣味の似たものは一部。そもそもハッシュタグで検索できるのは、その程度か。

検索よりも、リコメンドで見るものを選ぶ生活が根づいたな、とつくづく思う。サービス提供者も検索性を上げようとは思っていないだろう。検索は不可能ではないが少し不便なくらいにしておいて、リコメンドの精度やセンスをアピールしてくる。
余談だが、これはx、instagram、bskyだけでなく、Amazonの商品検索やprime videoの作品検索でも感じることだ。ユーザーが「自分で調べて買う」んじゃなくて「勧めたものを買う」ように教育したいのだろう。

 

今回の一連のx、instagram、bskyへの投稿は、電子書籍ページへ遷移する導線にはあまりならなかったようだ。ただ、おれ自身のタイムラインには影響があったように感じる。タイムラインに、ペンとインク、墨汁で描いた絵や漫画がよく表示されるようになった。それも、おれの好きそうなやつ。おれの投稿内容を見て、同好のものをリコメンドしているのだろう。
おれの投稿もだけでなく閲覧、連日投稿するにあたっておれが検索、リーチした結果も反映されているのかもしれない。

面白いのは、タイムラインに表示される外国のイラストレーターの作品に、骸骨モチーフや死神、バットマンの悪役(ダーク・ナイトで観た、顔半分が怪物のキャラクターだと思う)が多いところだ。おれの今回の投稿した画像が、ガイコツが主題であること、死の匂いがあること、また顔全体を描かず輪郭に余白をあけていたことが影響しているんじゃないかな、と思う。そこまでは見ていないかな、見ているかな。

 

一応、宣伝のつもりだったx、instagram、bskyへの投稿の宣伝効果がないとなると、届いた読者はAmazonのkindleストアの常客さん達が多いだろう。おれのポンコツ新聞は、紙に刷ったフリーペーパーの方は認知してくれている人、見かけたら手に取ってくれる人がいる。が、電子書籍のほうはそうではないように推測する。(Amazonのレポートでは、同ユーザーが複数読んでいるまではわからない)

kindleストアから新発売表示が消えた後は、残念ながらストアの常客さんの目に、より触れづらくなってしまうだろう。また見てもらうには、次のネタから導線をひかないといけない。

新発売表示がついている記念写真。木内みどりさんの著書と名前が似たのは偶然

新発売表示がついている記念写真。木内みどりさんの著書と名前が似たのは偶然

自分のなかで一区切りついた。ネタを発行した後いつも、しばらくボンヤリする。今回は、カセットテープの朗読をたくさん聞いて、少し楽器を触って、読みかけで積んでいた本を片づけている。

今度はブランクがあかないように、次はできれば紙に刷れるネタをやろう。